20120321

北朝鮮(12)

北朝鮮(11)




 



 



 


 



 


 


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20120127

北朝鮮(3)





















北朝鮮(2)





















北朝鮮(1)


























 (p.226) 平壌市社会安全部(つまり警察局)の拘置所に入れられた申相玉と安全員との間の会話
・・・その安全員はやや低い声で私に訊ねた。
「きみは南朝鮮でチョコレートを食べたことがあるのか」
「金さえあれば、いくらでも買って食べられますよ」
「ええっ!  党幹部やお偉方のほかは見ることもできないんじゃないのか?」
「そんなことはありません。誰でも買うことができますよ」
「ええっ!・・・」
どうしても私の言葉が信じられないという表情だった。

 (p.227)
「ここは、こうするところじゃありませんか」
私は右手を開いて首を切るしぐさをして見せた。
「ここはそんなところではないから安心しなさい。そういう人には他に行くところがあってね」
彼はそっと去っていった。
私を人間的に扱ってくれるありがたい人だ。
両手を格子を掴んで、いつの間にか、頭を下げていた。私は深い想念にとらわれた。
やはり、どこにでも心温かい人間は必ずいるものだな。
その美しい気持ちを妨げている巨大な力があるだけなのだ。
殺されるところに入れられたのではない。
そう思うと、心がずっと軽くなった。
そして、どのようにしてでも、耐え抜かなければならないと、私は心に誓った。