世界に存在するネガティブとポジティブの両方のエネルギーを見つめましょう。
大気の諸条件によって、気候がたえず変化するように、
社会状況も常に変転しています。
歴史という女神は、表情をたえず変化させていて、片時もじっとしていないのです。
戦争と平和という両極の間にも、無限に変化するグラデーションがあります。
私たちは現在の平和に安住することなく、戦争の原因・様相・推移を研究し続けなければなりません。
平和のときこそ、余裕をもって、平静に淡々と、細部にわたり大局を鳥瞰することもできるでしょう。
ほんのちょっとの微細な兆候も見逃すことなく、暗雲の到来を察知したいものです。
雨が降ってきてからでは遅いのです。
戦争を研究するからといって、戦争を賛美したいのではありません。
むしろ正反対です。
平和教育は平和だけを説教していればよいのでしょうか?!
戦争の悲惨な体験を忘れないこと。
なぜ戦争になったかを研究すること。
敵と味方の両側の言い分を公平に観察すること。
百年千年のスパンで歴史を鳥瞰すること。
物質的な諸条件だけでなく、精神的な側面を解明すること。
そういうわけで、ホロコーストにフォーカスして、微細なところまで、観察していきましょう。
人間の光と闇の微妙な陰影を感知できるようになりたいものです。
人間の精神の高みと低みを鳥瞰したいものです。
決して手当たり次第というわけでもないのですが、
縁に従い、偶然の出会いを楽しみながら、
著者たちの真摯な表現を真剣に味わいましょう。
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